1997年イギリス…18年続いた保守党が倒れ、若き改革の旗手トニー・ブレア率いる労働党が政権を奪取した。
私はその時Londonにいて、この“change”を目の当たりにし、国が大きく変わる様を肌で感じた。トニー・ブレアは若くハンサムで、パワーに溢れ、本当に魅力的だった。
London在住でアイルランド人を夫に持つ私の遠縁の叔母も、この“change”を喜び、トニー・ブレアは素晴らしい!と絶賛していたのをよく覚えている。
イギリスという国…実は色々と複雑なのである。スペインも同じような問題を抱えながら、とりあえずは一つの国としての体をなしている。しかし、イギリスもスペインも国内の独立問題とテロ組織の存在という、爆弾を抱えているのである。
私達日本人にはなかなか理解しづらいことであり、私もイギリスで生活した経験があるからこそ、少しはこの問題の根深さが分かるわけで、今回のEU離脱or 残留を決める国民投票も固唾を飲んで見守っていた。
本当にどうなるんだろうか…
正直なところ心境は複雑で、昨日から落ち着かない。もちろん自分の国ではないが、私の第二の故郷であり、いくつもの素敵な出逢いと人生の糧となるたくさんの経験をさせてくれたこの国。
これからもしっかりと世界の動向を見ながら、私達の家族の未来を考えていきたいと思っている。