
今回のラトビア帰省は、ロックおばはんにとって本当に意味のあるものとなった。
教育者として、妻として、母として、女性として、如いては一人の人間として、これからの人生をどう生きていくべきか…たくさんのヒントをもらうことができたからである。
さて、ここから本日のタイトルについて色々と書いてみたい。
管理人の両親はどのような思いで管理人を育ててくれたのか?そして、人生に於いて、何が一番大切であると教えてくれたのか?
答えは、『生きる力=生命力』である。人生はいばらの道、しんどいのが普通であり、その度に『生きる力』でもって、しっかり乗り越えて行きなさいということ。
しかしこの『生きる力』というものについては、人によって様々な解釈がある。
教育者としてたくさんの保護者の皆さんと出会い、様々な対話を繰り返してきたが、この『生きる力』を『学力』と捉える方もいれば、アスリートを目指す子供さんを持つ方にとっては、『運動能力』やその技術となり、健康に問題がある子供さんを持つ方に到っては、『健康であること』になったりする訳である。加えて『権力』、『経済力』、『知恵』などなど、挙げれば本当にキリが無い。
このつたないブログをいつも読んで下さっている皆さんはご存じであると思うが、管理人の父は政治家であった。ということで、母は名ばかりの「主婦」であり、ほとんど家にはいなかった。そのため管理人は、両親の祖父母と叔父、叔母、ご近所の皆さんに育てられたようなもので、周りから見れば、放っとかれぱなしの子供だったかも知れない。
しかし、今自分の人生を振り返ってみると、いつも大事な決断の時には管理人を支えてくれる母の姿があった。
中学三年生の時、学力だけの判断ではなく、本当に管理人に合う学校を…と担任の先生と母との三人で出した結論。地元では誰もが知る、カトリックミッションスクール(女子高)への進学。本当に楽しい高校生活を送ることができた。今も同級生が集まれば、この学校を選んで本当に良かったね!と言い合っていることが、この決断の正しさの証となっている。
高校三年生の時、その学校で三年間管理人の担任を務めたY先生。今も管理人の胸に残る素敵な先生であるが、もちろん大学受験を前提に、管理人との懇談の時間を作って下さった。しかし管理人の答えは、「ファッションに興味があるので、三年制の服飾専門学校に行って手に職を付けます。三年制ならきちんとした資格も取れるし、学歴的にも短大卒と同等ですから。私は一人っ子なので、自分で食べていけるようにならないと…」Y先生は目が点。
そして後日、Y先生と母が懇談。母は多くを話してはくれなかったが、Y先生によると「やっぱり、〇〇子さんのお母さんやね。よく娘さんのことを分かっていらっしゃる。あの子は、“こうする!”と言い出したら人の言うことは聞きませんから、とりあえず思うようにさせて下さい。その代り、違う、間違っていると気付いたら、きちんと自分なりに対処すると思いますので。と仰ってたわよ(笑)。」ということで、服飾専門学校への進学となった。
最終的にはアパレル業界を離れることにはなったが、服飾専門学校と就職先の東京で出会った友人とは、生涯を通じての友情を育むことができている。なので、これも間違った判断では無かったのだと思う。ただこれが原因なのか、時折大卒の方に対して異常なまでの『ハングリー精神』が芽生えることがあるのも否めない…まだまだちっちゃい管理人である(涙)。
服飾専門学校への進学で大阪へ、就職で東京へ、留学でイギリスへ…
「本当にご両親は、よく一人娘を外に出したね。」色々な方によく言われる一言である。
母曰く、まだ国内の時は何とかなるだろうと思っていたけれど、さすがにイギリスに行きたいと言われた時は悩んだ。でも、あなたを信じようと思いながら、心配で心配で毎日気が気ではないから「娘は死んだ…」と思うことにしたの。そうしたら楽になったわよ〜。
え〜っ


太っ腹な母である。とは言えもちろん娘を思い、毎日娘の無事を祈っていてくれたことについては疑いない。
そして何より有難いのは、危なっかしい娘ではあるが、そんな娘でも心の底から信頼してくれていたということ。
実は若い頃の管理人、そんな母の思いを何となく感じていて、何かを決断しなければならない時はいつも「両親を裏切るようなことをしては絶対にアカン…それなら、こうした方がいいかも知れない。」という判断材料にしていた。
正直なところ、これまで父とはよくぶつかって来たが、思い返してみるに、母のことは一度もキライになることなく、他人様に母の悪いことを言ったことも無い。加えて管理人が地元に戻って来てからは、管理人の目で、母の行動や言動に疑問や異議が生じた時は、偉そうに意見させていただいてもいる。そんな時母はどんな意見でもきちんと聞いてくれる。最近は、稀ではあるが、父も管理人の意見を少しは聞いてくれるようになった(笑)。まぁ〜父の気質を考えると、それでもすっごい変化なのである。
ということで本題に戻る。
もちろん子育てに関して、放任よりは過保護の方がマシではないかとは思う。しかし、自分の子供の潜在的な『生きる力』を信じられず、いつもいつも保護してしまうのは、逆に、その『生きる力』の成長を止めてしまうのではないかと思ってしまう。
子は親の背中を見て育つ。管理人のママ友のほとんどは、仕事を持つ働くママ達である。子供を幼稚園に見送った後、楽しく皆でランチなんて滅相もない…素敵なお家にお呼ばれして、いかに我が家が幸せかを語りながら振る舞われた手料理をいただく…そんな時間無いわ!記念日やお誕生日には家族揃ってお出掛けし、サプライズには夢のようなプレゼントを…お恥ずかしいが、我が家にそんな余裕は無い。
うちのチビ君はいつもこう言ってくれる。
「パパとママはお金持ちとちがうけど、お金持ちになるために頑張ってるもんな!パパは日本人ちがうのによう頑張ってるし、ママも一生懸命やから、じいじとこでちゃんとお留守番しとくわ。」
とりあえず現時点では、なかなか心の優しい子に育ってくれたとホッと胸を撫で下ろしてはいるが、まだまだ道のりは長い。管理人夫婦がいかに社会できちんと生きていくか、その心掛け無くして我が子たち、如いては生徒たちの真っ直ぐな成長と、『生きる力』の育成はあり得ない。
管理人が本当に正しいのかどうかは分からない…
管理人が、「この人の考えはおかしいのではないか」と思っている人が間違っているとも限らない…
しかし何事に於いても、真実が明らかになる時が来る。今分かっている過ちや反省にはきちんと決着をつけなければ、次には進めないものである。壁にぶつかり、間違っては反省を繰り返しながら、『生きる力』は大きくなっていくように思う。又、自分の間違いや過ちを正面から受け入れられる人というのは、とても強い人である。こういう人は本当の『生きる力』を持っている人なのだと思う。管理人も少しずつではあるが、これを実践しようと頑張っている。
これからも自身と家族、そしてマイ・ピープルの『生きる力』を信じ、毎日を楽しく生きていきたいと強く願う